多くの企業で活用が進むTwitter。運用方法によっては、思わぬアカウントの凍結やロックを受けてしまう可能性があります。長期的にアカウントの運用ができなくなってしまうと大きなダメージを受けます。今回は、Twitterのアカウントが凍結されたときの対処法や原因をご紹介します。
Twitterが突然動かなくなった!
ある日、Twitterを開こうとしたらツイートできない!そもそもログインできない!そんなことありませんか?突然、Twitterがツイートできなかったり、正しいIDとパスワードを入力しているのにログインできなかったりした場合、「アカウントが凍結」されているか「アカウントがロック」された可能性があります。
どちらも、自由にツイートすることもフォローすることもできなくなってしまうのでとても厄介です。そんなときにはどう対処すればいいのでしょうか。
動かなくなるとこんな表示がでる
まずは、あなたのアカウントが「ロック」されたのか、それとも「凍結」されたのかをチェックしましょう。原因によって、対処方法が異なります。
アカウントがロックされた場合、「We’ve temporarily limited some of your account features(私たちは一時的にあなたのアカウント機能の一部を制限しています)」と記載され、「Start」を押すと、右図のような画面が表示され携帯電話の番号を入力するように求められます。
一方で、アカウントが凍結した場合には「現在、ご利用のアカウント(@*****)は凍結されています。 詳しくは、凍結されたアカウントをご覧ください。」といったメッセージが表示されます。
今回は、Twitterアカウントが凍結された際に、どのように対処し、再発防止に備えるのかをご紹介してきたいと思います。
Twitterアカウントの凍結される理由
Twitterアカウントが凍結される理由はさまざまなものがあります。具体的なユーザーの行動では、下記のような行動が挙げられます。
・短時間大量フォロー、フォロー解除
・多数のスパム報告
・6か月以上活動がない
Twitter公式サイトを確認すると、Twitterアカウントの凍結される理由を下記のように、スパム、セキュリティが危険な状態にあるアカウント、攻撃的なツイートや行動の3つで説明しています。
スパム
アカウントが凍結される理由のほとんどは、スパム行為または明らかな偽装、およびTwitterや他のすべてのユーザーにとってセキュリティ上のリスクを招いていると判断されたことです。こうしたアカウントは、Twitterルールに違反します。ただし、本人のアカウントであるにもかかわらず、手違いで凍結されることもまれにあります。そのような場合は、本人の協力の下、Twitterはアカウントを凍結解除するための措置を講じます。
セキュリティが危険な状態にあるアカウント
アカウントが乗っ取られたりハッキングされたりした疑いがある場合、乗っ取りによる悪質な行為のリスクを軽減するために、アカウントのセキュリティが確保されて所有者の管理下に戻るまでの間、アカウントを凍結する場合があります。
攻撃的なツイートや行動
嫌がらせについてのTwitterルールに抵触しているという報告があった場合にアカウントを凍結することがあります。他人に対する脅迫や他のアカウントへのなりすましなど、嫌がらせに関与しているアカウントは、一時的に、または場合によっては恒久的に凍結することがあります。
(引用:https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/suspended-twitter-accounts)
もう少し噛み砕いて紹介すると、下記のような概念に該当する行動が確認された場合は、アカウントの凍結が行われます。
アカウントの凍結:全ユーザーに安全な環境を提供するために、スパム行為や他のユーザーにセキュリティ上の危険を与えるようなTwitterルールに違反しているアカウントを凍結している場合
凍結解除方法
もしTwitterアカウントが凍結されてしまった場合、どのように解除すればよいのでしょうか。実は、凍結されたアカウントは解除できる場合とできない場合があります。
まずは、凍結されたTwitterアカウントの画面の指示に従いましょう。ログインした際に、携帯電話やメールアドレスの入力を求められ、入力を行うことで、アカウントの凍結解除が出来るケースもあります。
しかし、場合によっては、ガイドライン違反とみなされるツイートを削除することや、凍結に対する「異議申し立て」を行い、アカウント凍結の解除をしなければなりません。
異議申し立ての際には、以下のようなフォームに必要事項を記入して行います。
アカウントの凍結またはロックの異議申し立てをする(Twitter社)
Twitter社の運営チームが異議申し立ての内容を確認し、凍結解除の審査をします。もし、審査が下りなかった場合アカウントは永久に凍結されてしまいますので、入力内容には細心の注意を払いましょう。
凍結を防ぐには
こうしたTwitterアカウントの凍結リスクを避けるためには、下記のような行動を取ることは控えなければなりません。
・ロボットとみなされるような挙動を取らない(短時間の大量ツイート、フォローなど)
・攻撃性のある内容やポリコレ的に問題な投稿は控える
以上の2点を守るだけでも、アカウントの凍結リスクは大幅に減らすことができます。
それだけでない、意外なTwitter凍結の落とし穴
実は、2018年5月25日に改定された「Twitterサービス利用規約」で、Twitterアカウントの年齢が、13歳以上でなければならないと定められました。キャラクターの年齢や企業の創業日を誕生日にしてしまうと、13歳以上という条件を満たさずに凍結されてしまう可能性もあります。
思わぬ落とし穴もあります。まずは、慌てず原因を探りましょう。
まとめ
企業のTwitterアカウントを運用する際には、フォロワーアカウント数や拡散数がKPIに課される場合もあります。そういった際に、フォロー返しを狙った大量フォローやバズ、プチ炎上を狙った攻撃的な投稿を検討することもあるかもしれません。
しかし、リスクのある行動を取った結果、企業アカウントの凍結に繋がってしまっては、投稿が停滞してしまったり、アカウントが永久凍結され、今までの積み重ねがなくなってしまう可能性もあります。
Twitter運用時は、しっかりとTwitter社のガイドラインを理解し、適正な運用を行うようにしましょう。
参考資料
アカウント凍結について(Twitter社)
デジタルリスクラボ編集部
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