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知っておきたい画像、動画、音声データ形式の種類

Webサイトのリニューアルや広告配信などデジタルマーケティングが推進されている昨今では、必ずと言っていいほど画像や動画を多用します。今回は、どのような種類のデータ形式があるのか、またどんな時に何を使用することが最適なのかを紹介したいと思います。

解像度を高めることがプロジェクトの成功に必須

データ形式の違いを理解せずに、社内のエンジニアや外部の広告代理店とコミュニケーションを行い、データを突き返されるという経験をした方ももしかするといらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、十分に理解出来ておらず、プロジェクトチームのメンバーに迷惑を掛けてしまった経験があります。
例えば、打ち合わせの場で、「画像を準備しておいて」という一言に対して、その場でデータ形式やサイズなどの条件を摺合せしておけば、差し戻しもなくスムーズにプロジェクトを進行させることが出来たのに…と反省した時代もありました。

このような知識不足で、プロジェクトの序盤でコミュニケーションエラーが生じることで、お互いが気持ちよく仕事できない環境となり、新たなミスを誘発させてしまう可能性もあります。そんなプロジェクトの足を引っ張りかねないデータ形式について、今回は整理していきたいと思います。

データには2種類ある

みなさんの普段使用しているスマホで撮影した写真もどんどん画質が向上し、専用の高額カメラに引けを取らないような写真を撮影することが出来るようになってきました。
そんな写真をまとめて誰かに送る際、データサイズが大きく、データを圧縮して送信するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、圧縮には圧縮した後に元のデータサイズに戻せる可逆圧縮と、元のデータサイズには戻せない非可逆圧縮があります。後ほど紹介するGIFやMP4などは可逆圧縮ですが、JPEGやMP3などは非可逆圧縮です。

圧縮に関わることだけでなく、データには様々な特徴があるので、データ形式ごとに詳しく見ていきたいと思います。

画像や動画、音声のデータ形式

データ形式は、広告の配信先や掲載場所、データ管理の手法で求められるものが異なってきます。様々なデータがありますが、どの種類に属するかは、ファイル名の後ろのドット「.」以降の拡張子を見ることで確認が可能です。

画像|BMP

拡張子:.bmp

正式名称は、Microsoft Windows Bitmap Imageで、名前の通りWindowsが標準でサポートしている画像形式です。画像の圧縮を行わない形式で、データサイズが大きく、メールでの添付などには向かないデータ形式となっています。

画像|GIF

拡張子:.gif

正式名称は、Graphics Interchange Formatで、可逆圧縮の画像形式であり、データサイズは小さいのが特徴です。256色で構成されているので、写真には不向きですが、図表などのグラフィックには適しています。
よく見かける動くGIF画像は、複数の画像をまとめて、パラパラマンガのような形でアニメーションを表現しています。動画のように見えますが、複数の画像で表現されているので、データ形式も画像となります。

画像|PNG

拡張子:.png

正式名称は、Portable Network Graphicsで、主にWebサイトでの使用を目的に開発された可逆圧縮のデータ形式です。GIF形式と比べても圧縮率が高いものの画像の劣化がしにくいことが特徴と言えます。
1670万色で表現可能で、背景透過も可能です。マーケターの業務の中では、ロゴをWebサイトにアップする時に、使用するデータ形式とも言えるかもしれません。

画像|JPEG

拡張子:.jpg(.jpeg)

正式名称は、Joint Photographic Experts Groupで、非常に多くの色を使用できるので、名称にあるように写真で使用されるケースが多いのが特徴です。
Webサイトで使用する際には、透過処理が出来ないのがネックになるケースも多いです。また、非可逆圧縮の画像形式のデータであることも注意事項かもしれません。

動画|MPEG

拡張子:.mpg(.mpeg)

正式名称は、Moving Picture Experts Groupで、デジタル放送やDVDなどの動画に使われている非可逆圧縮のデータ形式です。
圧縮率の違いにより、MPEG-1、2、4、7の各規格が存在し、デジタルカメラ向け、デジタル放送向けなどのセグメントが存在します。

動画|MP4

拡張子:.mp4

上記で紹介したMPEG-4規格の一部で、多くのOSやブラウザ、端末で再生可能な動画のデータ形式です。
MP4の正式名称は「ISO/IEC 14496-14:2003」で、Webやタクシーで広告動画を配信する際もこの形式を指定されることが多く、私もこの形式でWeb動画を納品した経験があります。

音声|MP3

拡張子:.mp3

MPEGの音声圧縮規格のひとつで、正式名称はMPEG-1 Audio Layer-3です。Web上で配信される音楽データなどに使われています。
データサイズが大きくないにも関わらず、音楽CDに匹敵する音質を保ちながら、圧縮率が高いのが特徴です。

Webサイトでの画像の使い分け

ここまで7種類のデータ形式を紹介しました。Webサイトを作成する場合は、特に画像ファイルは必要に応じて上手く使い分けることをおすすめします。

JPG:
多くの色を使用する写真(風景・景色・人物像など)

PNG:
透過処理など編集をする画像(人物写真の切り抜きや色数が多いイラストなど)

また、編集時には画像のサイズや解像度も確認することをおすすめします。自社サイトを立ち上げてから編集を行う箇所も多々あると思いますが、
データ形式、画像サイズなどをルールとして決めているだけでも、関係者とのコミュニケーションがよりスムーズに上手く取れるようになると思います。

たぬきくん
たぬきくん
引き続き、デジタルマーケティングに必要な知識も提供していきたいと思います。

参考資料:
TokyoPrime媒体資料(株式会社IRIS)
かんたん合格 ITパスポート教科書2019年度(株式会社インプレス)

【執筆】奥村高大 (おくむら たかひろ)
同志社大学卒業後、銀行に就職。その後、企業の経営課題解決を目的とするフリーランスのシェアリングサービスに従事し、2018年にエルテスに入社。事業推進Grにて、マーケティング業務を中心に、デジタルリスクラボの立ち上げ、運営、執筆を行う。

この記事を書いた人

デジタルリスクラボ編集部
デジタルリスクラボ編集部の研究員が更新。
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