研究員コラム

LINE、Instagramだけではない?女子大生が使うSNSに迫る。

私達は、当たり前のようにSNSを使用しています。主には、LINEやTwitter、Instagram、Facebookが挙げられますが、他にも多くのSNSが存在します。今回は、前回のコラムに続き、首都圏の大学に通う女子大生の意見から見えてきた実態をご紹介します。

SNSは多様化の時代?複数ツールを使いこなす若者

「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を思いつくだけあげてください」と質問されて、あなたは何個答えることが出来るでしょうか。

恐らく、5個は簡単に答えられるが、10個答えられないという方も多いのではないでしょうか。多くのSNSを挙げることが出来た方も、全てのSNSを答えきることは難しいのではないでしょうか。

私自身も答えきることは難しいですし、そのような情報が完全に網羅的にまとめられているWebサイトにも未だ出会えていません。それほどに変化の激しい市場であると言えます。

実際に、座談会に参加した女子大生に使っているSNSを聞いてみると、聞いたことのないSNS名が出てきました。
挙がった26個のSNSを当社の観点で、機能的な面で大きく6つのグループに分けた上で、注目を集めている2つのエリアについて詳しく見てみたいと思います。

座談会の情報を元に筆者作成

SNS注目エリア

ビジネス化が進むSNS

TikTokやInstagram、YouTubeは「TikToker」「Instagramer」「YouTuber」など動画や画像を配信することで生計を立てている人もいます。

複業解禁やフリーランサーの増加という流れもあり、肩書ではなく個人の名前で仕事をする人が増えている背景を考慮すると、SNSを活用して収益を出すという流れは、今後も続くのではないかと想定されます。

盛れるSNSは使い分けが必須

数年前、友人と集まって写真を取る際に、SNOWを使って写真や動画を加工して楽しんでいた方も多いのではないでしょうか。
今や、盛れるSNSはSNOWだけでなく、SODA、Ulikeなど様々な特徴をもったSNSが使用されています。

同じ「盛れる」といっても、人物を盛るのか、風景を盛るのか、Instagram用に料理を盛るのか、また人物を盛る際もキレイ系に盛るのか、年齢を変えるなど面白半分で盛るのかなどの、状況に合わせて最適なSNSを使用しているようです。

SNSは私達の生活に必要不可欠であり、目的や用途によって最適なものを使い分ける時代となっています。企業はそれぞれのSNS特性をしっかりと把握し、プロモーション活動に活用しなければ、成果が出ない時代がやってきます。

今回は、座談会に参加した女子大生の中で話題に挙がった3つのSNSを皆さんにご紹介します。

マーケター、広報担当者が知っておくべき最新SNS

Snapchat~10代・20代に話題!~

Instagramで有名人がお爺さんや赤ちゃんの加工をした写真の投稿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。以前は、SNOWを使用して動物に扮する写真が多く見られましたが、最近の流行はスナップチャットを利用したものも主流になっています。

また、写真だけでなく動画を取ることができ、スナップチャット内で友人に写真・動画を送りチャットを楽しめます。
Snapchatが2019年2月に公表したレポートでは、全世界でのデイリー・アクティブユーザー数は1億8600万人と発表しています。

スナップチャットが日本で広く知られるキッカケとなったのは、渡邉直美さんがInstagramのストーリーで男性の加工を施し、配信したことでした。

WEAR~購入も簡単、ファッションコーディネートSNS~

前澤社長でおなじみの株式会社ZOZOが運営するファッションコーディネートSNSです。2019年3月時点で、アプリのダウンロード数は1300万超に登ります。

特徴的な点は、2つ挙げられます。

1. WEARISTAと呼ばれる人気ユーザーを認定し、ファッションリーダーを独自に養成

2. WEARISTAが着ているブランド以外で類似の商品もリコメンド
(参考記事はこちら

WEARISTAは、現在200名を超える人が認定を受け、キッズのカテゴリーも存在し、キッズのWEARISTAもいます。雑誌等でも同様に読者モデルの活用が行われていますが、キッズというカテゴリーは珍しいのではないでしょうか。

類似の商品をリコメンドする機能は、現代の消費行動に合わせているという印象を受けます。ユーザーが閲覧している商品と似ている商品を検索することが出来るのが便利だという声も聞かれました。ブランドではなく、自分の好みのコーディネートを実現することに重きを置く顧客層にとっては、ZOZOというファッションのプラットフォームを持つ企業だけが提供できるサービスであると言えます。

Zenly~話題の位置情報の共有SNS~

位置情報を大切な人と共有するというコンセプトでじわじわと浸透しつつあるZenlyをご存知でしょうか。位置情報の共有…、重大な個人情報であり、SNSの進化に少し怖さも感じます。大きくは2つの目的で使用をしているケースが多いようです。

1.家族同士の位置情報の共有による子供の見守りが目的
2.親しい友人(家が近いケースが多い)との情報共有が目的

子供の見守りとしての活用は、防犯上の観点でも有効であるかもしれません。相手のスマホの充電の残量等も表示されるため親にとっては安心なSNSかもしれません。
ただ一方で、子供側からは、監視され過ぎているという不満の声も上がっているケースも有るようですが…。

友人との情報共有を目的として使用するケースでは、自宅で予定のなさそうな友人やたまたま近くにいる友人を誘うツール、待ち合わせ時に相手の居場所を確認するツールとして、活用されているとのことです。
そのため、ユーザーからは、小学校や中学校からの友人で家の近くに住む人にアカウントを共有するケースが多いという話がありました。

まとめ

私も大学生と同じ20代ですが、今回の座談会から、使っているSNSが大きく異なることを痛感しました。恐らく半年もすれば、注目のSNSは移り変わっていくことが予想されます。

だからこそ、現状をしっかりと把握し、常にSNSマーケティングは変化し続けているという意識を持つことが大事なのかもしれないと思いました。ソーシャルリスクの観点でも、SNSの動向は非常に重要ですので、今後も変化を追っていきたいと思います。

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【執筆】奥村高大 (おくむら たかひろ)
同志社大学卒業後、銀行に就職。その後、企業の経営課題解決を目的とするフリーランスのシェアリングサービスに従事し、2018年にエルテスに入社。事業推進Grにて、マーケティング業務だけでなく、デジタルリスクラボの立ち上げ、運営、執筆を行う。

この記事を書いた人

デジタルリスクラボ編集部
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