炎上事例

【アンケート調査】あなたにも誹謗中傷!?他人事では済まされない

ネット上での誹謗中傷によるイジメなど、ニュースで話題にはなっていても、多くの人はあまり自分事として実感する機会がないかもしれません。実際にご自身、または身近な人が、ネット上で誹謗中傷を受けていたというご経験をお持ちですか?そこで今回は、ネット上での誹謗中傷経験に関する調査と共に、風評から自分の身を守るということの重要性について考えてみましょう。
※本記事は、2015年3月9日に公開された記事を一部再編集しております。

誹謗中傷が拡散し、残る時代

ネットの普及は、誰でも世界中の誰に対しても、メッセージを送れるようになり、その情報は、データとして残り続ける環境を作りました。
このような環境下で、知らぬ間に誹謗中傷を受けたり、自分自身とは全く関係のない誹謗中傷によって被害を受ける可能性があります。

10人1人が誹謗中傷の経験あり

【質問】
ネット上で、個人名での誹謗中傷をされた経験がありますか?

【回答数】
・ある:10
・ない:90

誹謗中傷された立場からの意見から伺えること

アンケートの結果、個人名での誹謗中傷をされた経験はないという人が9割を占めていました。具体的には、どのような回答が見られたのでしょうか。

・ネットにて個人が特定できるような利用をしていないし、そういった書き込みや発言も個人が特定されない範囲で行っている。

・個人名ではないですが、ハンドルネームでいろいろ言われたことはあります。

・あったのかもしれませんが、私自身は確認できたことがないのでそういうことはなかったと思っておくのが得策なのでしょう。

・同性同名の犯罪者が逮捕された時は複雑な気持ちであったことがありますが。

・私自身はないのですが、父の名前で誹謗中傷されたのをみて、大変ショックだった。ネットでしか言えないのかと思うと父は会社でどんな人なのかも不安になった。

まず、最も多かったのは個人名が特定されたり誹謗中傷されたりしないように気を付けて、ネットを利用している、という意見です。
最近では誹謗中傷や炎上による事件も多発していますし、ネットユーザーの皆さんも自分に降りかかることがないよう警戒心を強めているようですね。匿名であればある程度自分の身を守ることができるため、SNSを含めネット上で個人名を出さないというのはもはや常識のようです。

しかし、個人名ではなくとも匿名やハンドルネームで誹謗中傷されたことがあるという人が何人かいました。
この場合、お互いに匿名であることで言いたいことを言いやすくなり、誹謗中傷を加速させているのかもしれません。2ちゃんねるなどでは誹謗中傷が加速した場合、匿名であっても素性を検索され、個人が特定されてしまうこともあります。自分の知らないところで誹謗中傷されているかもしれない、という意見もちらほらありましたし、気をつけていても誹謗中傷のターゲットになる可能性があるのはとても怖いですよね。知らない方がいいということもありますが、一度自分の名前をネットで検索にかけてみてはいかがでしょうか。

また、誹謗中傷のリスクは自分自身以外にもある、ということを考えさせられる回答もありました。たしかに同姓同名の人が犯罪者となったり、誹謗中傷されていたりした場合、知らない人はあなたのことだと思ってしまうかもしれません。
もしあなたが就職活動中で、採用担当者に誤解されてしまったら…想定外の被害を受けることもなりかねません。

さらに、自分の家族が誹謗中傷されていたのを見つけてしまったら、自分のこと以上にショックを受けるかもしれません。逆に言えば、自分の誹謗中傷を家族が見たとき、どう思うでしょうか。自分の身を守るだけでなく、周囲の親しい人に嫌な思いをさせないためにも、ネット上での誹謗中傷には常に気を配らなければなりません。

誹謗中傷の経験から見えてくること

一方、誹謗中傷をされた経験があると答えたのは約1割の人たち。少数派ではありますが、100人中10人というのは思ったより多い数ではないでしょうか。回答者の経験をいくつか見てみましょう。

・携帯なくしたときに個人情報がもれ出会い系に使われたことがあります。

・ありますね。何もしていないのに、かってに個人名やブログのIDをさらされて迷惑しました。

・インディーズバンドのファンだったころ、ボーカルと私がデートしている現場を目撃した、許せない。とBBSに書きこまれた。

・ネットで視聴者と雑談もする生放送配信をしているのですが、ある掲示板で声がキモい、面白くないなどと書かれているのを見かけました。

まず、個人情報が流出してしまったことで誹謗中傷のターゲットになるというケース。このケースは自分自身の意識と対策次第で防ぐことができます。今回の例で言えば、携帯を紛失してしまったとしても、そこから情報が漏れることがないようにきちんとロックをかけておくなど。また、ブログやSNSのIDやパスワードは他人に推測されにくいものにしたり、定期的に変えるようにしたりといった対策をとることができますよね。内容によっては、親しい友人だけが見れるような公開制限をかけることも必要かもしれません。

また、リアルでの僻みや妬みを誹謗中傷という形でネット上に書かれたという人も何名かいました。この場合、知り合いによる誹謗中傷である可能性が高いわけですから、ネット上で反論したり解決したりしようとするのではなく、直接リアルな場での解決策を考えるのがベストかもしれません。不特定の相手に誹謗中傷を書き込まれた場合、それは半永久的にネット上に残ってしまいますが、相手を特定できれば削除を要請することもできますよね。

最後に、4つ目の回答者のように、人前に出ることが多く必然的に顔や名前が公になるような人の場合、最低限の誹謗中傷対策が必要不可欠なのではないかと思います。有名人のブログやSNSがよく炎上しているのは、皆さんもご存じかと思いますが、名前が知れている分そのようなリスクは格段に大きくなります。対策をとらずに野放しにしていては、自分も家族も不必要な精神的にダメージを受けてしまいます。もし会社の経営者であれば、取引先との関係にも悪影響が及んでしまうかもしれません。

自分のブランドは自分で守る!

今回のアンケートでは、ネットを利用する人の多くが、最低限のマナーと意識を持って利用していることが分かりました。

しかし、自分がどれだけ注意してネットを利用していても、SNSを利用していれば少なからず個人情報が流出する可能性がありますし、現実では直接言えない文句や悪口を書き込まれてしまうこともあります。ですから、100%自分が誹謗中傷されることはないと言い切ることはできないのです。

また、最近では採用活動の一環として候補者の名前をWeb上で確認している場合も。もし、あなた自身でなくとも同姓同名の誰かの悪い噂や誹謗中傷が書かれていたら、人事の人はあなただと勘違いして採用を見送るかもしれません。

また企業側、とりわけ経営者名や役員名で検索した際に、Web上でその人たちの誹謗中傷が行われていることが確認された場合には細心の注意を払わなければなりません。内容によっては、取引先との取引停止や金融機関の信用調査によって融資が下りないリスクを抱えることになります。

人事や経営者でなくとも、Web上の情報は誰でもみることができますから、見つけた時には早急に対策をしたいものですよね。とはいえ、Web上の膨大な情報の中から書き込みをした本人を特定し、削除要請するには非常に時間と労力が要ります。だからこそ、ネットでも日頃から警戒心を持つことが非常に重要になります。

この記事を書いた人

デジタルリスクラボ編集部
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